はじめに
この記事はあくまで私個人の感想です。
POW-精神力、又はSAN値が大幅に減少している方は見ることを
推奨いたしません。
クレームは筆者の見えないところで。
なぜ東方鉄狩人なのか?!
有頂天の中で人気の頂点である東方陰陽鉄ではなく、
ややマイナーである東方鉄狩人が一番好きなのか、
というのは明確な理由が二つある。
- 没入感(世界観の在り方)
- 見やすさ(字幕の可読性、音声実況の有無)
有頂天内でゲーム実況という形式でありながら独自のストーリー性を持ち、
ニコニコ動画黎明期において見やすい画面構成になっているのが稀有であり、
また人気の秘訣だと思ったな(リアル話)
・比較 ~世界観編~
陰陽鉄や他派生作品は「ブロントさん」という架空のプレイヤーが実在することを
前提として、時には笠松ノブオのような実名バレ…メタ要素を起用したり、
いわば今のなろう系異世界転移の先駆け的なシナリオであり、ツクールのゲーム
センスもばつ牛ンなこともそなわり、当時は革命的作品であった。
(闇の王 などFF11ゲーム要素をふんだんに取り入れている為
ブロントさんが幻想入り、というよりは 幻想郷がFF入り、
というニュアンスの世界観に近い。)
一方、東方鉄狩人はゲーム実況という体裁をとっているが…
その実「東方茶番劇」であり、ブロントさんはプレイヤーではなく人の信仰に
より作られた架空の存在、であるという
東方お馴染みの「神・妖怪・人間」種族構成に当てはめられた、
「ブロントさんの幻想入り」茶番劇・ゲーム実況作品である。
今でこそ陰陽鉄は王道として扱われるものの、
俯瞰的に見ると
鉄狩人の幻想入りスタイルこそ隠れた王道、
鉄板のシナリオ構成だったと言えなくもない(幻想入りシリーズ話)
他のレジェンド群の有頂天作品に再生数こそ及ばないものの、
多くのファンアートや派生作品が生まれ愛された理由はそこにあるのかも。
謙虚だなー。憧れちゃうなー。
・比較 ~見やすさ編~
茶番劇部分はとてもシンプルで見やすいレイアウト。
フォントサイズが画面に対し大きいことで、長時間でも目が疲れにくい。
余計な情報がないことから、初期Biimシステムのような見やすさを感じられる。
ゲーム部分はゆっくり音声なので、注視しなくてもながらで見れるのは
忙しい現代人にはポイントが高い。
ゲーム形式(ツクール)の作品ということもあり、
動画よりもゲーム内で文字を読ませるテキストな為、やや小さい。
この頃の画質はどちらとも360p(640×360px)で荒い為、文字が潰れやすく
拡大表示しなければ目で追うのは少々疲れるだろう。
おわりに(雑談)
投稿者目線から、鉄狩人の見やすさやその没入感の正体について語りました。
今でも一番好きな作品で、大雑把に魅力を伝えられたら嬉しいです。
しかしながら、今色眼鏡をかけずに初見で見てくれと言われたら9割、
「見る」という選択肢には至りません。
グラフィックやゲーム性が進化したこの時代に、わざわざローポリや
低解像度のドットゲーを好んでやるゲームマニア のようなもので、
高品質なコンテンツに溢れている今、東方有頂天を見るという選択
は限りなく低い確率になってしまいます。
身内向け、過去見ていた人にしか矢印が向いていないのだとしたら、
これはとても的外れな見解になりますが・・・
再び東方有頂天が人気になるには、「視聴者に優しい」動画作りを心
がけねばいけないと思っています。
過去へ置き去りにされた、根本的な部分を見直し
文字は見やすく、長編物なら新規が入れるように総集編や見所など
まとめたものを作ったり、音声を入れ注視しなくても見れるような工夫、
視聴者に配慮していくことが大切だ、と改めて認識しています。
↓ここから見なくていい奴
・宣伝?
どちらとも字幕の見やすさを意識して作ってみた動画。